ホームページ タイトル 本文へジャンプ
骨折の予防


骨折の予防  
環境について

骨折しやすい環境を、しにくい環境に変える必要があります。うちへ来る患者さんに、原因を聞くと、ちょっとした注意で防げるものが、多いようです。往診を頼まれて、行ってみると、ピッカピッカに磨かれた玄関に、玄関マットが敷いてあります。滑りそうで注意深く入っていきます。そういう家に決まって廊下は、ワックスがき いていて、ツルツルです。また、逆に家の中に、物が多すぎて、つまずき易い家も、あります。基本的には、整理整頓が大事で、転ばないように、邪魔なものは置かないこと。玄関マットや電化コードは注意してください。

日々、いろいろな患者さんが、いろいろな原因で怪我をして、見えますが、ちっとっと高いところのものを取ろうとして、脚立を出せばよかったのに、近くの椅子に乗ったところ、椅子がぐらついて転倒、とか。電気コードが在るのはわかっていたが、つい忘れてつまずいて、転倒、とか。お風呂へ入ろうとして、前の人がリンスを、よく流してなかったため、滑って転倒とか。新聞を取りに行こうとして、出ていたサンダルを履いて、滑ったとか。ちょっとした注意で防げるものが多くあります。サンダルでなく、靴を履いていれば、転ぶことはだいぶ防げます。お風呂の洗い場は、出る時には、よく流すようにすれば、転倒予防になります。電気コードとか、絨毯、マット、ござ、などの引っ掛かりやすい物は、整理し、人の通路には、極力、敷物は引かないようにする。など、転ばぬ先の整理整頓を、心掛けて下さい。

住環境の次は、自分自身の環境について、考えて見ましょう。痛みや痺れを放置しておくと、転びやすくなります。年のせいで、痛いのは当たり前と、決め付けて、放って置くと、ころんで、つぎの怪我につながります。今の痛みが、今のままでいるだけなら良いが、より悪くなって、寝たきりになったり、骨折でもして、寝たきりになっては、大変です。後ほど、膝や腰の、痛みを和らげる、体操を紹介します。症状のある方は勿論、ない方も、予防になる体操です。
今現在、痛みや、痺れのある人は、近くの接骨院を、利用して、症状を軽くして、転びにくい体にしてください。