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骨折の予防


健康雑学   
体温の話

人間は哺乳類に分類されます。哺乳類は、一年中体温が一定です。夏でも冬でも、36,5度ぐらいの体温です。それでは、その体温の熱源はどこにありますか。半分の50%は、内臓で作られます。心臓や、肝臓、腎臓や、すい臓、24時間働きどうしです。そこで生まれる熱が50%、高性能コンピューターの脳が、7〜8%といわれています。残りの40数%が、筋肉で生み出されています。血液は、酸素と、栄養と、熱を、全身に運んでいます。ですから、筋肉の多い人は、熱を指先まで運べるので、冷え性になりにくいのです。女性に多い冷え性は、筋肉を増やすと、治りやすいのです。
また、体温計に図り方について、最近の体温計は、ピッピッと音で教えてくれますが、実は、音がしても、そのままにして置くと、もっと温度が上がります。音を信じて平熱を計っていると、自分では低体温症と、思い込んでいる人が、多いのです。平熱が低いと思っている人は、わきの下の汗を拭いて、10分以上入れておいて、計ってみて下さい。ほとんどの方は、36,5度位あります。


健康雑学
認知症予防   認知症とウォーキング

皆様が、将来なりたくないもの、寝たきりと認知症、でしょう。寝たきりの予防の、ひとつとして、骨折予防の、勉強をしていますが、認知症の予防の話もしましょう。成人病の予防。脳への適度の刺激。ストレスの解消。この3点が、認知症予防に重要です。散歩、ウォーキングは、運動を継続することで、血圧が安定して、きます。高脂血症の人も、高血糖の人も、症状が、安定して、脳梗塞の予防に役立ちます。また、歩くという動作は、足の裏から、重心の移動が、脳に伝えられ、歩幅、足の高さ、左右の位置関係などを、計算して踏み出します。顔に当たる風を感じ、花の香りや畑のにおい、小川のせせらぎ、後ろから来る車にも注意必要です。これらの感覚が、脳に対していい刺激になります。特に、戸外でのウォーキングは、五感すべてを、刺激して、認知症予防に良いとされています。そして、人とのふれあいや、自然とのふれあいによる、ストレスの解消が、良いとされています。認知症予防にも、散歩、ウォーキングが効果があることを理解していただけたでしょうか。


健康雑学
息の話

長生きとは、息が長いという話。昔からの言い伝えで、人が生まれて死ぬまでに、する呼吸の数は、大体決まっている。だから、呼吸はゆっくりとしないと、長生きできないという話です。東洋の体操であるヨガや太極拳などは、ゆっくりとした呼吸法を練習します。座禅でも、呼吸は大切だと聞いています。昔、柔道の三船十段には、空気投げという技がありました。相手の呼吸に合わせて技を掛けると、足を掛けなくて、手の動きだけで、黒帯の人が簡単に倒れたそうです。それほど呼吸は大切です。その武道家たちは、達人になると、息がハァハァするような練習を、しなくなるようです。おへその下にある、丹田に力を入れて、腹式呼吸をします。十分に鍛えられたプロのスポーツ選手が、あまり長寿でないのは、走り込みなどで、呼吸数を使いすぎて、短命という話があります。息がハァハァすると、体の中で、活性酸素が発生して、自分の細胞を攻撃して、体に良くありません。特に高齢者は、残り少ない呼吸数を、大事に使わなければいけないので、おしゃべりが出来る程度の、運動にしなくてはいけません。


健康雑学
食い扶持

似た話に、食い扶持の話があります。自分の食い扶持は自分で稼ぐ、などと言いますが、昔の人は、一石が、成人の一年分の食い扶持だったそうです、一石は、二表半ですから、一表60`で、150キロの米を、食べていた計算です。昔に比べれば、米を食べる量が少なくなっています。その話ではなく、人は生まれてから、死ぬまでの食い扶持は決まっているということです。大食漢は、早く食い扶持を使い果たして、短命になる。平均寿命で、女性が長生きなのは、男性よりも小食だからです。またアルコールは、米や麦を醸造したものなので、食い扶持に入ります。一生分の食い扶持が決まっているならば、細く長く食べる人が、長寿になるというお話しです。


高齢者の骨折予防の続き
先月の21日、東北大学の研究チームの発表で、高齢者の骨折と、食生活との関連で、新しい発表がありました。肉を良く食べている人と、肉をあまり食べない人では、骨折する割合が、三倍も違うというデータが、発表されました。欧米の研究では、肉を多く食べる人は、骨折が多いというのが定説ですが、日本では、逆に、肉を多く食べる人が、骨折が少ないというデータです。欧米と日本では、肉を食べる量が大きく違います。先ほどの、骨粗鬆症予防の食事の、まごはやさしい。に、肉も加えなくては成りません。まごはやさしい、では無く、孫には優しい、と変えなくては成りません。豆、ゴマ、肉,ワカメ、野菜、魚、しいたけ、芋。孫には優しい、じいちゃんばあちゃん。と、覚えてください。
また、最近、東京都老人総合研究所の、発表で、70歳以上の6人に1人が、栄養失調というデータが、発表されました。1975年より、日本人の摂取エネルギーが、減り続けていて、高齢者の場合特に、骨折のリスクにもつながり、その危険性が指摘されています。中高年のメタボも心配ですが、心配しすぎて、栄養失調になってもだめです。体の老化を遅らせて、健康寿命を延ばすには、バランス取れた食事が必要ということです。


健康雑学
陽気病み、

暑い日が、続いていますが、腰や、肩や、膝が、いつもよりも痛いという方は居ませんか。クーラーや扇風機で、冷えて、体の不調を訴える人が、増えています。昔から、陽気の変わり目や、梅雨時、寒い冬などに、節々が痛むと、陽気病みと言います。陽気病みの正体は、気温の低下や、気圧の低下、湿度の上昇などによる、痛覚の過敏といわれています。大学病院などの研究で、室温を下げると、痛みを感じる、感覚は敏感になるという、実験データも発表されています。例えば、10悪いと、痛みを感じるとします。クーラーで体が冷えると、8で痛みを感じます。若い人は、悪いところが少なく、8に成っても痛み出す所は有りませんが、8や9の悪いところを持っている高齢者は、あっちもこっちも痛みます。それが陽気病みの正体です。陽気病みが怖いからと、クーラーを使わないと、熱中症なったら大変です。痛みの出やすいところだけ、サポータをしたり、タオルを巻いたりして,保温すれば、陽気病みは防げます。ただし、クーラーの使いすき、冷やしすぎは、自律神経に影響を与えて、夏バテの元になるので、程ほどに使ってください。


健康雑学
入浴、温泉

お風呂は階段とともに、一般家庭で、最も危険なところです。
お風呂に入って、よく温まると、血圧が下がって、脳貧血を起こすことがあります。温まると、血管が広がり、血管内の圧力が下がり、脳へ血液が行かなくなります。すると、気持ち悪くなったり、ひどい場合、気を失うこともあります。また、冬は脱衣所と部屋との温度差で、血圧の上下が大きく、脳梗塞や、心筋梗塞を起こすことにも注意が必要です。しかし、湯舟に肩まで使っているときの気持ちよさは何物にも変えがたいものです。若い人たちは、夏はシャワーだけで、湯舟に入らない人が増えていますが、肩、腰、膝,などを、温めて、全身の血流を良くすると、疲れが取れて、壮快に生活できます。また、温泉は、その成分により、実際の温度より、ぬるく感じます。より一層からだが温まります。秋田県の玉川温泉は、治らないといわれたガンが治ると評判ですが,どうしてなのかまだ解っていません。ガンは温めてはいけないと言われますが、温泉成分と、温熱効果で良くなるのでしょう。他の温泉でも、いろいろな効能が、書いてあります。県単位の、公共機関で、成分分析して、温泉の効能書きに書いてあります。温泉に行くと、たまに来たのだからと、何回も入る人が居ますが、ほどほどにしてください。水道水に比べて、温泉は、体感温度が、低く、温まりすぎに気をつけてください。水道水の話で、水道局に、勤めている人の話ですが、日向に県の浄水場があります。丹沢湖の水を、地下隋道で、流してきて、ポンプアップして浄水しているそうです。水がきれいなので、消毒の量も少ないそうです。伊勢原の南部を除いて、おいしい水が水道から出るので、天然水など、買って飲む、必要は無いということです。水道水が最も安全で、おいしいといいます。



健康雑学
足がツルのは、どうしてですか。

ほとんどの場合、冷えと疲れです。夏でも、足に汗をかいて、それが蒸発するときに、気化熱を奪い、表面が冷えています。高齢者は、筋肉量が少なく、日常生活での、疲れが積み重なって,いる事が多いようです。ほとんどは冷えと疲れです。が、大量に汗をかいたり、下痢などで、脱水症状で、ミネラルのバランスが崩れて、神経や筋肉が、興奮してツッてしまう事もあります。他には、腰に問題がある場合や、糖尿病などが原因の場合もあります。降圧剤やホルモン剤の、副作用の場合もあります。
ツッた時は、ツッた筋肉を伸ばしてやれば、元に戻ります。多いのは、ふくらはぎです、膝を伸ばして、足首を手前に引きます。それから足に指を手前に倒します。痛みのひどい時は、温めます。ゆっくりと、ようく伸ばさないと、すぐに再発することがあります。
予防法は、普段から冷えない注意をすること。寝る前に、お風呂に入り、疲れている筋肉をよくもんで、筋肉を伸ばしておくと、つり難くなります。食事では、ミネラル不足にならないように、海藻類,野菜や果物、牛乳,を摂り、ビタミンb1には、豚肉、豆類、牛乳、卵、がよく。タウリン不足には、イカ,たこ、魚介類が良いようです。汗かきで、夜中に、足が吊りやすい人は、スポーツ飲料を、枕元置いて寝ると、良いようです。


健康雑学
クラッシックカー、

日本の自動車は、世界のトップクラスの、性能と耐久性を誇っています。しかし、戦前に作られた自動車が、その辺の道路を走っているでしょうか。博物館にしかありません。中古車は、安く売っていますが、クラシックカーは、良く手入れされて、大事にされています。自動車だけでなく、ミシンも、自転車も、カメラも,どんな機械も、戦前に作られたものが、現役で仕事をしている物はほとんどありません。新車ならば、急加速、急ハンドル、急ブレーキをしても、壊れることはありませんが、博物館のクラシックカーでそんなことをしたら、結果は見えています。クラシックカーだけど、使っていないと、錆び付いて使えなくなります。機械も人間も使っていないと、動かなくなります。そして、使っている部品の製造年月日は全部同じです。どんなに出来の良い部品でも、故障しやすくなるのは仕方の無いことです。機械は部品が壊れると、部品を交換しないと、全部が動かなくなります。人間は、修理しながら、大切に使えば、部品交換しないで、相当長期に使えます。鶴は千年、亀は万年、と言いますが、人間の方が長生きのようです。動物界でも人間は、長生きですし、まして、機械など長持ちしないものです。
大事に使えば、80年、100年使える、体に感謝しながら、大切にしてやらなくてはいけません。故障したら、病院へ行って修理して、それでもだめなときは、それ以上悪くならないように、大事に使うこと。年とともに、出来なくなる事が増えてしまいます。しかし、出来なくなってしまったことを、悲しむよりも、今出来ていることを、いつまでも出来るように頑張る事、大切で、私は、あれも出来る、コレも出来る、と、前向きな心で生きていくことが大切です。家の事が出来る自分、掃除が出来る自分、洗濯が出来る自分、台所仕事が出来る自分、人様にお世話にならない自分を、誉めてやってください。


健康雑学
人の寿命

ips細胞と言う言葉を知っている人、いますか。日本語では、新型万能細胞と言います。将来何にでも成長する細胞のことで、世界で、京都大学が、一番最初に作り出すことに成功しました。それが、今月慶応大学で,これまで人の皮膚からしか出来なかったものを、少量の血液から、作り出すことに成功しました。と言うことは、心臓の悪い人の、血液から、培養して、本人のものと同じ心臓を作り、本人に移植出来るように成るという事です。他人の臓器を移植するには、拒絶反応があったりして、大変ですが、自分の臓器ならばすぐになじみます。腎臓、肝臓、膝でも腰でも、悪いところを、新しい部品に変えられる研究が進んでいます。それが実用化されれば、現在死亡原因の第一位の、ガンが克服されて、体中の悪いところを全部新品に変えられる世の中が、来るかもしれません。そうなったら、いっそうの事、全部新品にして、脳だけ、取り替えれば、完全に若返ります。
しかし、人の脳の寿命が120年と言われています。脳を新品にしては自分でなくなるので、やはり、寿命は120年です。今世界中で、ips細胞の研究が、盛んに行われて、20年、か、30年で実用化されるといわれています。なぜ、そんなに掛かるのか、ips細胞の成長過程で、ガン化しないように、するのが難しいようです。とりあえず、世界中で競争しています。


健康雑学
いい加減の良さ、

昔から、過ぎたるは及ばざるが如し、と、言われています。何事も頑張り過ぎに気を付けましょう。今日は暑いから、畑へ行きたくない。とか、食欲が無い。とか、約束があるけれど、行く気がしない。とか、そういう自分の感覚を大切にしましょう。真面目な人ほど、適当にサボるようにしてください。食欲が無いのに、時間だからと、むりして食べれば、胃腸に負担が掛かり、胃腸を壊すことになります。今日はお肉でも食べたいな、と思ったときは、体が、タンパク質か、脂肪を、要求しているのです。そういう自分の感覚を大切にしましょう。ただし、高齢に成ると、その感覚が、鈍くなっている事を、自覚しながら、注意深く、自分の感覚を、大事にして下さい。
健康のための運動も、健康に良い食生活も、家の仕事も、楽しいお遊びも、何事も、ほどほどが、大切なので、いい加減の勧めを、させていただきます。そして、何事も、楽しむことが、出来る人が、幸せに見えます。運動も、食事も、老人会の集まりも、病院通いも、何事も、楽しんで出来ることが、素晴しいと思っています。何事も、いい加減にしながら、楽しむこと。